Conference Report 2015 Tokyo
早期離床の国際会議 「The 1st Annual Conference on Early Mobilization & Rehabilitation in the ICU」が7月20日に昭和女子大学ホールで開催されました。この会議は、米国ジョンズ・ホプキンス大学のD.Needham博士が議長を務める、世界離床ネットワークの活動の一環として開催されたものです。今回は200名の募集でしたが、申し込み開始から1週間で定員となり、この領域に対する関心の高さが伺えました。
会議当日は、イギリス・アメリカ・オーストラリアといった国々から、この領域の専門家が集まり、日本・韓国を中心とした参加者と共に、離床に関する講義やディスカッションが行われました。講義の内容は、最新のエビデンスから、適切な患者管理の方法・安全な離床の進め方まで、幅広く取り上げられました。会議の最後にはワークショップが開かれ、アジア・太平洋地域における離床をどのように広げていくか、障壁をどう乗り越えていくかなど、活発な意見が交わされました。
ワークショップの様子(左よりD.Needham氏, 小谷透氏, K.Klas氏, 神津怜氏, S.Na氏, S.Burney氏, 曷川元氏)
6時間にも及ぶ本会議でしたが、すべてに同時通訳が入り、参加者はヘッドフォンを片手に、熱心に聞き入り、各施設に持ち帰る内容をまとめている様子でした。この会議は年次会議として、アジア・太平洋地域各国を巡ります。来年は韓国ソウルで開催されます。
この会議に関する情報は、office@asia-mobilization-network.org までEメールをお送りいただくと、定期的に受け取ることができます。